6月1日(木)の農林水産委員会において加計学園問題における獣医師問題について、引き続き政府に質問しました。
昨日の質疑のポイントを簡単に解説します。文科省は、獣医師を養成するための大学の定員を考える際に、質の確保の面からも、需要と供給のバランスを考えるべきであり、定員管理(つまり、新たな学部の設置とか学部定員の増加をチェックすること)の必要性を現在でも主張しています。
また、農水省は、産業動物(牛や豚などの家畜)も小動物(犬猫などのペット)も、数が減少している一方で、新たな獣医師の数は微増しており、産業動物医の確保が困難な地域もあるものの(地域偏在)、全体として獣医師の数は足りていると主張しています。
そのような中、国家戦略特区ワーキンググループでは、不足があるだろう、新たな需要があるはずだ、さらには、文科省が需給なんて考える必要はないのだから、新設を認めるべきだ、と一方的に、高圧的に具体的計画や必要性が不明確なまま獣医学部の新設を決め、加計学園だけが応募できる条件がつけられました。
さらには、「総理のご意向」と書かれた一連の文章の存在や、具体的な圧力があったことを、文科省OBで前事務次官の前川喜平氏が発言、この真偽を明らかにするべきです。そのためにも、関係者の参考人招致や証人喚が必要と昨日も訴えました。
多くの国民が政府の説明に納得していません。今後もしっかりと事実を追及してまいりますので、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。